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キラッと光る企業を目指して

毎年新卒を定期的に採用していましたが、今春は今のところ採用予定はありません。今年度2名採用したこともありますが、そもそも新年度は我々のような規模ではなかなかいい学生を採用するのが難しいと判断したからです。
それでも11月頃にまだ3割ほど内定が取れていないと聞きましたので、それなら求人してみるかと各大学に就職説明会の案内をしたところ、さっぱりの反応でした。「案の定遅かったな」と思いながら先日の新聞に驚いた記事がありました。
それは「稼げる大卒どう育てる」という見出しです。小さな見出しには「就職率低迷2割が非正規雇用」という言葉。その背景には我々の時代には大学の進学率が20%程度しかなかったものが一気に拡大したことがあるようです。
そしてその影響で企業が求めるスキルが現在の大学の授業とのミスマッチにあるというのです。例えば企業が本来求めているのは経済学部には会計ソフトの使い方であるとか、工学部には最新鋭の工作機械の使い方とか・・・。
「専門学校じゃないんだから」と思うのですが、ドイツでは幅広く業種と教育が一体化しているといいます。「とにかく大学に・・・」そんな理由で目的のないまま大学進学が増えることとなり、自分の希望も分からず就活に入ってしまう、これが大きな原因だと言います。
昨年の秋、ある大学に就活を控えた学生に「社会人としての心構え」の講義を依頼されました。就職サイトに多額の費用がかかり、それを使えるのはひとにぎりの企業だということ。そして大多数は中小企業だという内容です。その後のアンケートではその事実を多くの学生から知らなかったという感想がありました。
毎年当社ではインターンシップを受け入れます。報道にあるような就活生の先取りなんてしません。「社会人に何かを感じてもらう」ことと「社員自身の成長」が純粋な気持ちです。「そんなことをやって儲かりますか」と聞かれますが、そもそもそれは考えません。あくまで会社としての姿勢ですので。
そんな共通の姿勢を持った社員とともにこれからも続ける発信。小さくても「きらっ」と光る企業を目指しています。その姿勢に共感する仲間に加わって欲しいと思い発信をこれからも続けます。我々には「歩留まり」で学生を採用する余裕はありません。常に100%が我々の教育心情ですから。


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