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結局は覚悟

先日業界関係のコンサルタントとの方と話をする機会がありました。自らも業界の中で仕事をされており、一方で全国の同業者向けに講演を頼まれ、いくつか会社の中に入って指導もしています。
講演をしていると「言っていることはわかる。どう踏み出せば良いのか教えてほしい」という質問が結構あるそうです。その際必ず答えるのは「一歩踏み出す」という言葉だそうです。その回答に質問者はがっかりとし「所詮コンサルタントの言うことか」という顔をするそうです。
ところが先日地方の講義を務めたときに、その地方で成功と言われる事例を発表された社長に同様の質問が会場からありました。その時の回答も「一歩踏み出す」であり、その言葉に加えて発せられたのは「覚悟」だったそうです。
この言葉を聞いて会場は一瞬空気感が変わったと言っていました。確かに実際に行動し成功している人が発した言葉ですので、説得力が格段に違うなとそのコンサルの方も言っていました。
「覚悟」書いてしまえば漢字二文字ですが、その二文字の持つ言葉の重さは言葉以上の重みがあるように感じます。簡単に言葉で表現しても文字通り「覚悟」がある人がどれくらいいるか。
どんないい話を講演会で聞いても実際に一歩を踏み出す人は0.1パーセントだといいます。この場合の一歩を踏み出すとは上っ面ではなく「覚悟」があるかということを指しているのだと思います。
ところでどの業界でも「成功事例」として挙げられる企業がありますが、この場合の成功事例は企業の歩んできた歴史のある一瞬を「輪切り」にした部分だと思います。それを時系列にすると、輪切りでは読み取れない失敗や苦悩があり、それを乗り越えるのが「覚悟」ではないかと。
覚悟は度胸もさる事ながら、信じてやり続けるブレない心を伴います。本当は誰もがわかっているはずの「覚悟」という二文字。それを持てない人が多いから、差がつくのだとあらためて感じました。「覚悟」持っていますか。


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