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行動に勝る教材なし

先日エコプロダクツに出展しているお客様の企業ブースを訪ねて感じたことがあります。「やっぱり失敗しなくちゃ」と・・・。お客様は昨年初めてブース出展をしました。手探りということもあったのですが、結果は思わしくありませんでした。
思わしくない・・・要するに立ち寄る人が少ないということです。誰もが知っている企業ですので、ある程度の面積を確保しての展示ブースですが、かえってその広さが人の少なさを与えてしまう程でした。
ところが、今年はびっくりするほどの人が訪れ、案内役の女性は休みなしでインフォメーションをしていました。担当部長自らクイズラリーをしてもらった来場者に渡す手提げの準備に追われる始末。一体去年と何が違うのか・・・。
気がついたのは動線。昨年は一度人が入るとなかなか出にくい状況でしたが、今年はブース内を通り過ぎることができます。そのことで気軽にブースに立ち寄れる精神的な圧迫感がなくなりました。
二つ目は照明の違い。昨年はオフホワイトにすることで暖かさを演出したと思いますが、これがかえってブース全体を暗い感じにしてしまいました。今年は白くすることで明るくなり展示物や掲示物がはっきりと見えるようになりました。
そしてなんといっても「ゆるキャラ」の登場。可愛いいゆるキャラの登場は、ブース前に多くの人が立ち止まる事となり、写真撮影もしますので、ブース周辺が賑やかになりました。
と・・・わたしなりに思ったのですが、これはあくまでも結果に対してコメントをしただけで評論家と変わりません。もっとも大きいのは「昨年の反省がある」ということではないでしょうか。
案の定部長が担当社員に「昨年の失敗があったからな」と声をかけて労っていました。ハウツー本をいくら読んでも、結局その状況に身を投じないと掴むことのできない「空気感」があるのだと思いました。
「失敗の材料」はこうして活かしていくのだと思います。最初から上手くいくにこしたことはないですが、仮に上手くいってもその根拠がわからなければ次に生かせません。行動に勝る教材はないなとあらためて感じます。


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