今年も昨年に引き続き安城南高等学校の生徒さんが当社に来社されました。今年で4回目となる来社、毎年の行事ですが40人もの生徒さんが来社されるだけに受け入れ側もそれなりの準備が必要です。
まったく知らない印刷の世界を見学するのですが、印刷会社の入社希望者が来ている訳ではありません。しかし彼らには印刷の面白さ、緻密さ、科学的な部分を感じ取っていただき、業界の代表として印刷のイメージをあげるのも我々の務めだと思います。
一方で社会見学の一環ですので彼らには働く姿を見てもらおうと思い準備しています。最初はなかなかきちんとしたおもてなしはできませんでしたし、それだけの準備と指導ができていなかったこともあります。
かつてある大学のゼミ生の職場見学を依頼されて受け入れたことがありますが、聞く態度があまりにひどく「帰ってくれ」と言った事があります。そんなことのないように、最初に生徒さんに話を聞くルールをきちんとお伝えしています。
毎回、彼らに「働くとは」という話と共に、これから長い人生を歩む間に多くの経験をし、たくさん失敗して欲しいと伝えています。失敗や挫折、そして多くのことへの挑戦は人の幅を大きくします。
加えて人間関係をよくするお話もあわせて伝えています。つまらないことでいがみ合ったとしても、社会に出ればもっと大変なことが待っています。そうしたメッセージを伝えるのが私の使命であり、中小企業ができるおもてなしだと思うのです。
毎回ですが、ここの生徒さんは皆さん礼儀正しいので社員も気持ちよく応対させていただくことができます。聞く態度は相手に伝わります。生徒さんの礼儀正しい姿勢に我々も襟を正す機会をいただいています。
年中行事となった高校生との出会い、おかげさまで今年も無事に終了しました。彼らに何かをつかんで欲しいなと思います。そして我々もまた成長し毎年少しずつバージョンアップをしようと思います。生徒の皆さんありがとうございました。野球部の○○君がんばってくださいね。