先週の土曜日に地震シミュレーションを社内で実施し、防災に対する意識を高めたばかりの昨日の月曜日、この地方を台風が通過し朝から交通機関は大混乱。大変だなぁ・・・と思っていたら、社員から交通機関が止まっているとの連絡・・・。
実は自宅周りは風こそ吹いているものの、雨も小降りで小康状態。「いつもどおり出勤すればいい・・・」ぐらいに思っていたのですが、連絡をもらってあらためてこうした緊急時の連絡における日ごろの意識の大切さを感じました。
すぐに緊急連絡網を入れ、合わせて緊急メールも手配したのですが、いざ本番になるとなかなかスムーズに回っていきません。毎年新入社員が入るたびに改定していた緊急連絡網、いざ電話しようとすると誰に電話をしていいか掴めていないと社員の感想でした。
また緊急メールは携帯アドレスが変更していたために、届かない社員があったこと・・・そして何よりも私自身がそういった状況になったときに、すぐに緊急連絡を入れることができなかったことが反省でした。
「備えあれば憂いなし・・・」といいます。しかし備えていても、行動を認識しないといざと言うときに何もできないことを感じます。あえて良かったのは連絡が直接部の責任者に入ったこと。小さな会社とはいえ組織として動いていることをあらためて感じました。
ところで土曜日は消防訓練も実施し、消火器の使い方を社員で実際に学んだばかり。防災意識を日ごろから持たなくてはいけないと、社員に伝えたばかりですが、結果的に形だけやった・・・という感じだなと経営トップとしてはただただ反省です。
おかげさまで緊急メールの使い方はわかりました。今ごろ何言ってんの!!??・・・と言われてしまいそうですが、いざという時にパッと動けることが如何に少ないかということだとあらためて思います。
東日本震災で助かった小中学校では日ごろから愚直に訓練を繰り返していたといいます。「こんなこと、意味あるの??」と思うぐらい愚直に真剣に取り組んでいくのが必要だということ・・・あらためて経営者は見守る範囲が大きいことを感じた次第です。