メディア・ユニバーサルデザイン検定が先週末に行われました。通称「MUD」と呼ばれているこのメディア・ユニバーサルデザイン、色弱者や高齢者そして外国人にも情報が正しく伝わるように工夫する考え方を言います。愛知県では2回目の開催でしたが、昨年に引き続き今年もまた満員御礼となりました。
もともと印刷工業組合が主体として進めてきたこのMUD、業界ができる今後のサービスの一環として作り上げてきた考え方ですが、参加者は業界以外の方が多くなったことを実感します。特に大学生に加えて今年は中学生も受験しました。
検定とはいえ、色と文字についての勉強し最後に試験を実施します。考え方を学んでいただくのが主体のこの検定、三連休の初日にも関わらず多くの方が参加している様子を見るとそれだけ「学ぶ」という人たちが多くなってきたのだと思います。
「学ぶ」ことで自身の知識を広げることになります。会社の命令で出席している人もいますが、少なくともこれで代休をもらうということは聞かなくなりました。それだけ学ぶこと、知識を得ることの必要性を働く人たちが分かってきているのだと思います。
お客様で新卒2年目の女性は、社命で建築関係の資格取得のために毎週のように日曜日に学校に通っているそうです。平日の仕事も忙しい毎日の様子で結構大変だと言っていました。
それでも彼女が納得して通っているのは、自身の業務に必要だからという認識があるからです。自分の知識を高め仕事に生かすことができればお客様に喜んでいただけます。こうした考え方をもつ社員が増えれば企業として大きな力になるなと思います。
100名を超える幅広い年代が学んだ今回の検定、お手伝いをさせていただきながら我々経営者もうかうかとしていられない・・・そんなことを実感しました。こうした社員が数多くいる会社は強いなと・・・。これが本当の企業力であり、それを推進していくのがトップだと。
マルワはどうだろうかとあらためて感じています。学びの機会がお客様に喜んでもらっているかと。自問自答しつつ、これからも学ぶ文化を育成しお客さんに喜んでいただきます。