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テーマパーク

トヨタ自動車が旅行会社のHISと組んで、海外からの旅行者に工場見学を受け入れるそうです。トヨタ自動車の工場見学は愛知県に住む我々にとっては小学校の社会見学で経験するおなじみの場所です。
HISといえば先日のハワイにお邪魔した際に伺ったアロハ豆腐さんも工場見学のルートにしています。旅行会社にとっては集客する新たな企画商品が工場見学のようです。アロハ豆腐さんはキャラクター販売も手がけていますので、お互いにWin-Winを創り上げています。
先日創業者である山田昭男さんが亡くなった未来工業はお金を取って工場見学を受け入れています。「他がお金を取り出したらタダにする」と言っていた山田さん、こうした考え方も企業の差別化ですね。
工場見学にお金を取っているのは実は他社もいくつかあります。私も実際にお金を払ってお邪魔した会社があります。「工場見学」にお金を徴収することに賛否両論あるでしょうが、結局払う側の気持ち一つだと思います。
お金をいただくからにはそれもサービスであり商品。お金を払っただけの満足感を来社いただいた方に感じていただかなくてはなりません。それを創り出すために環境美化をはじめ新たな工夫を生むことになります。
これから会社は企業の大小にかかわらず、会社をオープンにしていく時代だと思います。そこに勤める社員を含めて企業を判断していただく時代だと思うのです。ものづくりの現場を見て貰ってそれをきっかけにして、お客様になっていただくことも可能です。
当社も最初はお客様がくると一大事でしたが、今では全社挙げて我々の取り組みを理解していただく知恵を出し合っています。工場見学を商品にするほどの会社ではありませんが、外部の方に見ていただくことは、自分たちの仕事を発信する絶好の場ですし、何よりも背筋が伸びます。
働く姿を商品にしてしまう、以前であればそんな思想はなかったと思いますが、ビジネスのネタは幾つでも、どんな機会でもあることを実感します。「自社の強み」なんて大袈裟に考えなくても自社では当たり前が案外目新しいことかもしれません。私の知人はテーマパークなんていっています。確かにその言葉アリですね。


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