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私に何ができるか

同業者相手に「印刷道」の講師を務めています。業界の今後の姿をいくつかのカテゴリー分けて自社を俯瞰し自社が如何に進んでいくかを考え計画、実践を導く内容です。
実はこの印刷道という冊子には「百年企業に学ぶ」という内容があります。明治維新から関東大震災、そして太平洋戦争を経験して続いている企業。これらの経験は大きな外圧にて企業の危機にさらされてきました。
今回の冊子を制作するに当たり、こうした百年企業に学ぶことがあるのではと、取材を重ねて書かれています。実はこの取材は私もさせていただきました。印刷道の説明原稿には「百年企業」の内容はなかったのですが、あえて話をする事にしています。
理由は百年続く企業に共通するのが社員を大切にしているからです。不思議なことですが、「経営理念」がない会社が多いのです。経営理念と言えば会社が進む方向を示す、社員にとっては羅針盤のようなもの。その経営理念がないのです。
そのかわりにあるのは家訓。そこには社員は家族同様であるという思いが込められているのです。昨今、CSRが叫ばれていますが、長く続く会社はすでにそうした事に軸を置いているという事ですね。
ハウツー本が多く出回り、効率よく儲けることに主眼に置きがちですが、実はどんなにすばらしい仕組みを作ったとしても結局それを運用していくのは社員なんだという、ごく当たり前の事が原点だとあらためて感じます。
私自身、こうして会社を空けることができるのも社員のバックアップがあってこそ。信頼関係が成り立っていないとできない事だと感じています。そのためにいつも考えるのは「私に何ができるか」・・・。
決して媚を売るのではありません。組織を引っ張るものとして社員との信頼関係を築けるのはいろいろとあります。それは仕組みだけではありません。そのヒントは・・・内緒です。もうチョット自身で構築できればお伝えします。まだ・・・言葉にできないので。


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