この休み中に久々に携帯電話の機種変更をしました。私はドコモですが、スマートフォントを使いながら通信方式はクロッシーではなく旧来のFOMA。「FORMAってまだあるんだと」言われますが、お陰様で何不自由なく使っていました。
先日、不覚にも携帯電話を落とした際に、画面にヒビが入ってしまい、これを機会に携帯を変えた次第です。この際ですので「初iPhone」にしようと思ったのですが、結局思いとどまりました。店頭の女性の方からiPhoneの説明はお店で出来ないと言われ、慣れていないと戸惑いますと言われて…(苦笑)。
帰省していた携帯関連に務める息子の「スマホはぼけ防止になるぞ」の言葉に心が揺らいだのですが、結局変更操作の煩わしさを敬遠しまいました。こうして新しいことにトライをしない姿勢が脳の老いを拍車にかけて今のではと…(^^;)
ところで毎回の事ですが、あの複雑な料金体系を理解している人はいったいどれくらいいるのでしょうか。特に1ヶ月間無料というアプリ、「使わなかったら電話で解除できます」の一言。きっとわからないままに契約をしていると思います。
知らなかったら…忘れてしまったら…そのままずっとお金を払い続けているのだと思うと、何とも詐欺のようなわざと複雑にしているのではと勘ぐってしまいます。
通信手段としての電話なのに何とも複雑化しました。機種変更だけにも関わらずかなりの時間がかかってしまいました。ひょっとしたら事を複雑化していくこと。不自由に感じる事が価格を維持しているのかもしれません。
「お客様に分かりやすい」と逆のことをやることで価格を維持する? 何かおかしいと思いながら黙って価格を受け入れてしまう私たち。複雑にすることがそのものの価値を上げていく…という、これも一つのマーケティングでしょうか。
今回一度に2台機種変更をしたため返金があり、加えて山のような販促品をもらう毎回の携帯電話の機種変更。他のお客様とのやり取りをウオッチングしながら、携帯ビジネスはマーケティングのヒントの宝庫かもしれない・・・と思った次第です。