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まだまだこれから

かつて異業種交流でご一緒いただいた仲間と定期的に食事をしています。その仲間の多くは地元らしく自動車関連の経営者です。自動車業界と言えばお察しの通り海外に出ていく傾向にあるのですが、ご多分に漏れず海外進出の話を先日もしていました。
かつては「絶対に海外には行かない・・・」と言っていたある友人は昨年からタイに工場を出しています。そんな彼がタイの就労者についての話をしていました。日本であれば外部の方が来ると社員はピリッとします。しかしタイの場合は社長が視察に来る方が社員はピリッとするのだそうです。
このピリッというのは「ボスが来てくれた・・・」という感覚に近いとか。要は自分たちのボスが頻繁に顔を出してくれる会社がタイの就労者にとっては良い会社だというのです。海外に進出前は日本人との価値観の違いを心配していた彼ですが、実際に進出して彼らの姿勢を接して、逆に安心したといっていました。
海外に出なくてはやっていけないというのが自動車関連の実態だといいます。そして海外進出を後押ししていくのは、後継者がいるかという事。そこの会社も後継者が会社に入ってくれることとなり、思い切って進出したといいます。
国内で借金を抱え、加えて海外でまた新たに借金を抱えることになったと苦笑いをしていました。それでも出てよかったといいます。先代から継承し、次世代につなぐ過程でまた新たな事業をすることで経営に気合が入ったと・・・。
そんな話をしていたらもう一人の友人はメキシコに進出する計画があると。身近にこうして人がいるといよいよ地球規模で事業展開をすることに違和感がなくなってきたことを感じます。
我々の年代は次の継承を考えそろそろ自身の事業を完成する時期ですが、彼らを見ているとまだまだこれからが勝負だとあらためて感じます。定年延長も当たり前となり、老け込むには早いという事。
今月は当社の決算日。今日の夕方から泊まり込みで幹部社員と新たな期についての詰めの協議です。海外進出とまではいきませんが、また新たな事を一つトライしていきたいと思っています。自身の事業の完成はまだまだ先のようですね。


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