「比較と交流」この言葉は先輩経営者がいつも使う言葉です。先週末、福井県の株式会社ホーコーズさんを訪ねてきました。ホーコーズさんとは、番場社長が所属されている会で当社を視察いただき、その後あらためて社員の皆さんと共に訪問されたのがご縁です。
新築して数年というだけあってとても洗練されたガラス張りの素敵な社屋。社員の方の案内でグループに分かれて案内していただき、当社社員も熱心に見学していました。またグループディスカッションまで準備いただき、情報交換もでき充実した時間を過ごせました。
手慣れた案内でしたので、多くの方が来社されるのかと思ったら、始めてまだ三回目ということ、そしてこうしたおもてなしは社員と共に当社に来て学んだと聞きとてもうれしくなりました。
普段から多くの方に来社いただきおもてなしをしています。もちろんその際に感謝いただきますが、実際に当社を参考に仕組みを変えたと聞くことは、社員も自分たちの試みがお役に立っていることを実感できたのではないかなと思うのです。
度々書きますが、トップである我々は多くの会社を見る機会があります。いい会社を見学して真似をしようと社員に要求することが多いのですが、社員にとってはその場に身を置いていないですから「やらされ感」ばかりが残ってしまいます。
昨年も二社他社見学をして多くの気付きを社員は感じ、当社の仕組みをその都度変えてきました。よく「主体性」といいますが、実はこうした環境づくりも必要だと思います。
番場社長は有志で幹部社員を交えて勉強会を行っているといいます。志を同じくする仲間と共に行うこの試み、縁がない私にとっては羨ましい限りですが、こうした継続が社員を成長させ、会社を発展していくのだと思っています。
グループディスカッションでは、テンションが高くなり会議室が大きな声で包まれました。こうした機会をいただき、また社員に勇気と希望を与えていただいたホーコーズの皆さんにただただ感謝です。
交流委員会主催の今回の他社視察。他流試合に自ら出かける風土をたくましく感じます。会社を休ませていただいての訪問ですが、それだけの学びを得た時間でした。新たな課題を感じた当社社員、お客様へのおもてなしがまたひとつ変わります。ご期待くださいませ