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言葉の意識

お客様であり経営の師匠の方と先日お話をさせていただいた会話で「これから営業力を強化しなくてはと思っています。」という発言したところ、「鳥原君、そんな事を言っている間はダメだな…」と一言。
「これから必要なのは企画力だよ」って。営業力と言っている間は物売りだというのです。確かに言えているなぁと妙に納得してしまいました。営業力というとどこか人海戦術的なマンパワーみたいなものを感じます。
その師匠も営業力を否定するわけではないが、その言葉を使っている間はどこか「物売り」という感覚から脱することができないというのです。
我々の印刷という仕事、以前はお客様が考えたものを形にしてきました。しかし今の時代文字にするだけであったら、パソコンで作れてしまいます。つまり文字やレイアウト作成代行という仕事はもう我々には残っていないことだと思うのです。
企画力といいましたが、言い換えればコンサルタント的な仕事だと・・・。印刷物を通してお客様の困りごとを解決していく、または対個人であれば印刷物を通して素敵な思い出や喜びを提供していく、そんな考えを常にしなくてはならないと。
今さら言うまでもなく、この言葉業界でも長く言われてきた言葉です。しかし言葉というのは恐ろしいものだなと。そう思っていてもつい出てしまう言葉が営業力だとすると、潜在的に過去のビジネスモデルの延長上に思考があるのだと思った次第です。
つい営業力という言葉を使ってしまう私。この言葉が必要なのは言うまでもないですが、この言葉が最初に出てしまううちは、まだ昔のビジネスモデルに思考が行っているのでと思った次第です。
コンサルタントなんて大げさですが、確かに当社も最近は顧客創造に対する案件が増えてきました。それだけに企画力という言葉を強く意識することが、変わりつつあるビジネスモデルをより促進していくと師匠との会話で感じた次第です。


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