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四不・・・

四耐四不という言葉を日経新聞で見かけました。少し前に「私の履歴書」で豊田章一郎さんが平岩外四さんから安岡正篤さんの直筆として送っていただいた言葉だそうです。その言葉の後半にある四不は「激せず、躁がず、競わず、随わず」という意味だとか。
意味は「腹を立てず、調子に乗らず、ケンカせず、言いなりにならない」ということ。言えているなぁと思いながら、実際に自分を振り返ってみると、何ともそれができていなかったことを反省します。
お恥ずかしい話、最近まで自分はこの「四不」を知らない間に平気でふるまってきたように思います。特に「腹を立てず…」というくだりには、今まで何度自分はそうしてしまってきたかと自戒の念です。
自分で良かれと思いながら、叱責したことが正しく伝わっていなかったり、人におだてられて調子に乗ったり、ついついブレてしまって言いなりになったり…何とも経営者としては小さかったと今さらながら感じます。
50代も半ばが過ぎ、こうして自身を振り返ると、冷や汗をかくことがあります。経営者としてはまだまだ未熟な自分です。いまだに「しまったぁ」と思うことがたくさんあります。そして自信をもってジャッジすることが如何に少ないかも。
多くのビジネス書があり、そこには著名な経営者がそれぞれの観点で仕事に対する考え方を書いています。十人十色といいますが、その言葉通り経営は人それぞれであり、手法はあくまで表面的なことにすぎません。
冒頭の「四不」という言葉に凝縮されるように、人は如何に自身の弱い部分との戦いなのかなと思います。特に経営者は自身の行動が大きな影響を及ぼすことになるだけに、律していかなくてはいけないかと。
今までにであった尊敬する経営者や先輩の魅力さの共通項は「謙虚」。まさに「四不」を実践している人ばかり。しばらく「四不」を心がけようと思っています。


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