当社の印刷のオペレーターが以前勤めていた会社の仲間から言われたひとこと・・・「マルワさんにいても居場所なんてもうないんじゃない。そんなに印刷の仕事ないでしょ」って。
社名から印刷をとって早二年、だからではないですが、いよいよ同業他社は当社での印刷物の割合が減っているとみているようです。もちろん、実際には大半の売り上げは印刷物ですので、印刷は当社にとって大切な収益の柱。そして冒頭の社員も大切な人材です。
当社の印刷オペレーターは国家資格もしくは県の資格を持っています。下請けが主体の会社であればそうした資格も必要ですが、当社のようにほぼ直接受注の会社でそこまでの品質や技術力が必要なのかとよく言われます。
彼らが自ら取得した技能検定、あくまで資格取得は社員の意思であり、それを後押しする手当てを会社が設け自ら学ぶ環境を作っているだけです。
印刷業界はリスクのない仕事でした。受注しないと仕事が出来ないからです。またそれだけの利益を生んでいたのも印刷物、従って簡単にダンピングが行われてしまう要因にもなっているのです。
冒頭の他社からの評価は、当社にとってはありがたいなと思っています。外部がそういった目で見ているというのは当社の印刷というとらえ方が、紙だけにこだわっていないという事を他社が評価しているわけですから…。
とはいってもこうした試みもまだまだ滑り出し。われわれの大切にしたい文化は印刷物です。印刷物を通してお客様に喜んでいただくためには、品質の確保は不可欠だと思っています。
最近新たにご縁をいただく会社が少しずつ増えてきました。実は共通することがあります。いよいよ取引が始まる前に必ず当社を訪れ現場を見学されるのです。最後は「モノづくり」をしっかりとしている会社かを、チェックするのです。
印刷を提供するためにアイディアを練る作業・・・まだ始めたばかりですが、これからも外せないと思っています。現場がいらないか? そんなことは考えられません。現場がきちっと機能して初めて安心した営業ができるのですから・・・。