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どうせやるなら

印刷工業組合で役員を仰せつかっていることは以前も書きました。委員長などを務める方は当然印刷会社の方のはずですが・・・・中にはそうでない方もいます。資材屋さんであったり紙屋さんであったり…。
その中でおひとり紙の卸関係の会社の社長さんが委員長を務められています。この方、とにかくフットワークがいいのです。私の担当委員長ではないですが、委員長も快諾いただきました。
新年度になって違う委員会に配置換えになっても、快くその委員会の準備をしていただいています。普通ならやり慣れたところで、委員長を務めた方が精神的にも楽なはずですが…。
そんな彼と食事をする機会がありました。「その前向きさはどこから来るの」と聞いた私。その問いに対して彼は「委員会で学んだことや情報は決して無駄になっていません。おかげで同業他社よりも印刷の事がわかっています」と・・・。
彼は委員長という役をただ「やらされ感」ではなく、前向きに事業の引き出しを増やしていくためにとらえていたのです。確かに印刷組合の委員長をしていれば印刷業界の情報がリアルタイムに入ります。
入った情報はお客様サービスとして提供できる可能性を秘めています。具体的にはあえて聞きませんでしたが、結果彼は委員会活動をポジティブに捉えているのだとあらためて感じました。
私も50歳まではほとんど業界とは無縁でした。ここ数年で役をいただき多くの情報に触れる事で、短期間で業界を知る事ができましたし、異業種にいた関係で冷静に業界を見る事も出来たと思います。
以前も書いた「どうせやるなら」・・・しかしこのときは、自分に言い聞かせていたのですが、実際に前向きにとらえられる人を近くで見ると、この言葉は間違っていないなと・・・。
新入社員が入ってきました。新社会人には「仕事を楽しくするのは自分次第」だと伝えてあります。苦しいとか楽しいという感情は、あくまで自分の気持ちの姿勢ですから…。


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