当社では月一回、全社会議を開催しています。社員が一同に会して臨むこの会議ですが、私の立場はオブザーバー。会議中に口を挟まないようにしています。いや、「我慢」をしているという表現の方が正しいかもしれません。
我慢??…文字通りこの言葉が当てはまるほど、口を挟まないのは辛抱が必要です。参加している社員たちは、充実した内容にしようと真面目に意見をしています。しかしその様子を見ていると「自分たちの都合じゃないの」と思うことがあります。
ということで、どうしても意見を挟み後で反省。社長が口をはさむと「どうせ社長が決めるから…」となり、社員に主体的に考え行動しなさいと言っているつもりが、依存心を作る原因が社長、実は先日その言葉をメンターである師匠から教えられました。
先日も違うブログに書いたのですが、社長の考え以上に会社での改善や発展はないように思います。社長がジャッジしていたら、会議そのものさえ不要なものになってしまうのではと思った次第です。
それでも口を挟んで反省してしまう自分、ということで最近は社員に「口を挟みたくない…」とはっきり伝えています。それを伝えることで議論する社員の人たちが、考えて発言するをしてくれればと。
といいながら、会議最後のマネジメントレビューで厳しく叱責してまたまた反省。社員主導で進める会議になって二年が経過し、最初に比べると、会議の内容も精度の高いものになってきましたが、それても道半ば。
ところで、気が付いたことがあります。会議の内容を聞いているとマイナス面ばかりが取り上げられている気がしたのです。確かに厳しい状況ですので、そうした発言が多くなるのは致し方ないですが、だからこそ努めてポジティブな発言が必要ではないかと。
口を挟んでしまうのは実はマイナスの発言が多く、それに対する意見が他人事のようになってしまうのが原因ではないかと思うのです。現実を報告する一方で、楽しくなること、頑張った成果も努めて発言できる機会を意識することで、口を挟まなくなると感じました。今後はそれを意識するような会議、いや情報交換に努めたいと思っています。