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若い人たちからもらった刺激

名古屋商工会議所主催の「那古野塾NEXT」にこの三か月ほど参加しました。毎回各分野の多彩な講師をお呼びして講演を聞き、その後各グループに分かれてのグループディスカッションという構成です。
実はこの那古野塾今から25年前に教職を退職した年が第一回目、その時に一期生として参加しています。今回の参加者の平均年齢は41歳、わたしは参加者の上から二番目の年長者、25年前とは真逆の立場になってしまいました。
グループディスカッションで若い方と話をしながら、ふと当時を振り返っていました。当時、先輩経営者の人たちの話を聞きながら、何も知らない私にとってはまさに師匠のようでした。
中には父親と同世代の人もいましたので、父に聞けないことも教えを請うていた記憶があります。そんな時先輩経営者は、決して自身をひけらかすことなく、笑顔で私にアドバイスをしてくれていたことを思い出しました。
その先輩経営者となった今の私がそうした雰囲気があるかというとはなはだ疑問です。一方で若い人たちの学ぶ姿勢や懸命にディスカッションに参加する様子に接し、当時の自分はそこまで真摯に向き合っていなかったなと感じ謙虚な気持ちにもなりました。
今回は経営者や後継者ではない一般社員の方も数多く参加していました。社長がかつての受講生という縁が多いのだと思います。私も来年からは社員に参加してもらおうかなと思っています。
ある若い総務の女性の一言「最初は来るのが嫌でしたが、会を重ねるうちに講義を聞きながら見聞が広がり、社長さんたちとの話がとても刺激出来だった。経営者の方の考えが少しわかった気がする」…そんな感想が印象的でした。
とかく社長が情報の独り占めをしがちですが、こうして社員の見聞を広げていくことが会社の力を強くすると思います。社員だからこそ、刺激が必要だと若い方と時間を共にしてあらためて実感しました。


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