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今更ですが女性の時代

横浜市の林文子市長の話を聞く機会がありました。全国の政令指定都市で待機児童ゼロを実現した市長として、その手腕を高く評価されています。そんな市長の話は「女性の活躍が組織を変える、社会を変える」というお題。
2005年のフォーブス誌で「世界で最も影響力のある女性100人」にも紹介された彼女。実はマーケティングの著書もあります。マーケティング??・・・この方ホンダオート横浜からBMW東京、日産自動車執行役員など数多くの略歴を持っている方なのです。
女性の時代と言われていますが、それでも全国の行政の首長1800程の中でわずか20名余りと言います。そんな中で今から30年ほど前に自動車のディーラーの支店長を任されていた林さん、彼女のキーワードは人に関心を持つことだといいます。
今でも役所をはじめ区役所や出先に出向いて職員とひざを突き合わせて話をする林市長、その姿勢が先の待機児童ゼロを実現したのだと思います。「男性は大変なの」とちゃんと男性を立てて話をされるお考えが、きっと林市長の人気の秘密なんだと思います。
そんな話の中でハッとした事があります。「部下は上司を選べない」という一言。この言葉たびたび聞く言葉ですが、市長という立場で高い立場で聞いたのは初めてです。
選べないからこそ、部下の言葉に耳を傾けるのだと、こちらからコミュニケーションを求めに行くのだという話は、正直私にとっては反省すべきことでした。社長の元気は社員が元気だからこそ実現すのだと聞き、私は反省しきり、冷や汗ものでした。
普段社員の為を思って気が付いたら、厳しく叱責をしてしまう自分があり、たびたび反省する私。報告がない・・・などと受け身の姿勢があるのではないかと思った次第です。
市長ですので、てっきり学者出身くらいに思っていた不勉強な私。食後の一番睡魔と闘う時間での講演でも全く退屈しない歯切れの良いお話でした。おそらく彼女の言葉の迫力、実践に裏打ちされた自身だと思います。
ところでその後待機児童は昨年の12月で200人を超えてしまったそうです。それだけ深刻な問題だということ。その大きな問題を解決していくのも今では女性。「これからは女性の時代・・・」と安易に口にしていた私ですが、どこか上から目線があったと反省です。


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