どの業界にも繁忙期というものがあります。当社も只今その繁忙期の真っ最中。この時期は印刷業界の多くは年末と並んで忙しいところが多いのです。「年度末」という言葉がまさに当てはまるなと・・・。
さていただいた仕事は当社だけで自己完結出来る仕事ばかりであれば良いのですが、外注をお願いする場合も当然出てきます。仕事が集中しますので、受けてもらえない場合があり、こんな時は生産管理部も頭を悩ますこととなります。
先日こんなことがありました。仕事の依頼をしたのですが、案の定繁忙期で年度末まで入らないと言われてしまった生産管理部の社員。「今頃の時期にこんな事を言ってはだめだ!」なんて叱られたそうです。この報告を聞きながら「どこかちがう」と思った私です。
確かに営業の段取りの悪さで、後手に仕事が遅れてしまう事があるのも事実。特にこの時期は仕事をお受けした段階で、速やかに事前に予定を関係各所に伝えていく「ダンドリ力」も必要です。
一方で、仕事というのはこちらのペースで発生するものでもありません。特にこの時期は突発的な仕事が発生します。お客様も「無理を言うけど・・・」なんてこともたびたびあること。そうした事を応えていく事で次の仕事にもつながっていくのだと思います。
協力会社の場合は、なかなか最終のお客様の顔を見ることができませんので、仕事の状況だけを見て「できる、できないす」と判断をします。もちろん無理に受けて「迷惑をかけてはいけない」という理屈もわかるのですが…。
ようは何が言いたいか・・・「逆切れをされるような発言」をされると人は感情の動物ですので、とても不愉快になってしまうという事です。どのみち無理を承知でお願いしているわけですから、物の言い方があるだろうと・・・。
と言いながら、無理を言える関係性を普段から構築しているほど仕事を出せない状況もありますので、この時期は致し方ないなと思いながら、社員の苦労している姿を見るとついついなんだかなぁと思うこの時期です。少なくとも当社ではそうした対応だけはさせてはならないと思っています。