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いよいよ腹をくくる時

最近ハッとした事があります。気がついたらタブレットで書籍を購入して本を読む自分に気がついたのです。すでに読んでいる人にとっては「いまさら」と言われてしまいそうですが、印刷を生業とする私にはショックな出来事です。
事の発端はコミック。もともと私はあまりコミックを読む方ではないですが、たまたま読みたかったコミックが途中からしか購入できず、それならと最初の方は電子書籍で購入したのがきっかけです。
気がついたら電子書籍版はあっという間に読破、途中から本来の書籍にしたとたんに進まなくなってしまいました。理由は…持ち運びにかさばってしまうからです。そんなこともあってちょっとした書籍も電子版で読むようになってしまいました。
実際に読んで気がついたこと・・・何しろタブレットですから軽い、そしていつでも持ち運びができ、欲しいと思ったら即購入して読むことができる、すでに電子書籍愛用者にとっては当たり前の事が、これほど便利かとあらためて実感しました。
「紙媒体はなくならない…」と我々関係者は思っています。そして紙媒体の良さを盛んにこれからはアピールしていくことも必要だと思っています。しかし一方で、なくならないだけで確実に量は減っていくことも事実だとも思っています。
「無くならない」どこかでそう願っている、いや自社だけは大丈夫…なんて思っていないかなと。しかしこうして自身が普通に電子書籍に違和感なく入っている状況は、これから益々こうした状況が加速度的に進むのだと思うのです。
印刷=紙という考えかたから脱却し、情報という切り口で我々は印刷をとらえないといけないと思っています。業界の今後の指針である「印刷道」という冊子の編纂に関わりましたが、そこでも印刷は「モノではなくコト」だと。
そうした事をどう考え行動していくか…これこそ我々経営者が考えていく時代だとあらためておもいました。自社の今後を占う状況を自身で感じてしまった今回の出来事、いよいよ腹をくくる時が来た…と思う次第です。


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