先日あるメーカーの役員の方、そして広報担当の方と打ち合わせをさせていただく機会がありました。このメーカー、誰でも知っている企業でありここ名古屋を本社としてモノづくりとして真面目な経営をしてきた会社です。
少し前にお会いできるご縁を頂戴し、今まで何度となく我々の企画や提案を聞いて頂く時間を作っていただきました。実は役員の方が昨年のメッセナゴヤで当社のブースを偶然に通りかかっていただき、今回のご縁となったのです。
メッセナゴヤでの当社のブースは社員の笑顔をパネル展示し、タイトルも「笑顔の発信」。印刷を「モノ」として売るのでなく「コト」として発信するコンセプトでのブース展示です。その展示に共感いただき今回お時間をいただくことになったのです。
お話を聞いて率直に感じたのは危機感。誰もが知っている企業であり生活必需品、しかも一貫生産ですので、技術力もあり安定した収益を確保できる企業体質です。
しかしご存知の通り、人口減による国内需要の減少は避けることが出来ず、今までのビジネスモデルだけでは立ちいかなくなる危機感を強く感じているようでした。そんな中で当社を見つけていただいたのは、既成概念を外したいという思い。
今までお付き合いをしていた協力会社であれば、この会社が持つ強みも季節で行っていく多くの活動のフォローも阿吽の呼吸でできると思います。一昔前であれば「かゆいところに手が届く」とでも言いましょうか。
いつも出入りしているから「その会社の事を一番よく知っている」当然そう思いがちですが、実際にはいつの間にか慣れてしまって気が付かない間に「マンネリ化」しているのかもしれません。
我々のような小さな企業がこれから生きていくためには、発信を継続し「オッと」思って頂く雰囲気作りだと思います。ブース展示での出会いは偶然かもしれません。しかしアクションをしたから出会えたのだとも思っています。
大企業でさえ、大きな危機感を持って動き回っています。我々のような小さな企業はただいたずらに危機感だけを持っていても先はありません。常に走りまわること、発信する事が求められるのだとあらためて感じます。