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女性の時代の到来

先日、スターバックスコーヒージャパンの環境推進チームの関根久仁子さんのお話を聞く機会がありました。「スタバ」の愛称ですっかり日本のコーヒー文化に根付いているスターバックス、大企業の取り組みは中小企業では参考にならないのではと思っていました。
お話はコーヒーを入れた後の豆かす処理のリサイクル。この豆かすは当初焼却処分をされていたのですが、食品リサイクル法の制定によりリサイクル化に取り組み、有機たい肥として、家畜のえさに使用できるまでになったそうです。
さすが大企業だけあって大掛かりな事ができると思って聞いていたのですが、実はここまでこぎつけるのには、担当者である関根さんの粘り強い努力があってこその成果だと話を聞いてわかりました。
リサイクルは条例や法令との戦いですので行政の担当者を動かす事が必要です。行政側は実績主義ですので、なかなか新たな事に理解がありません。順調に進んでいた新たな事業も東日本震災でとん挫、そうした紆余曲折を経てようやく成果になったという事ですね。
さながら苦労話でしたが、かえって私にはそれが新鮮でした。大企業らしいアドバルーンを上げて、成果を上げましたという話ではなく、成果を上げるまでとにかく粘り強く動き続けたという内容だったからです。
結局企業の大小ではなく、新たな取り組みはそれを後押ししていく「人の力」が必要だと感じます。とかく大企業の成功事例は、中小企業の我々では難しいとあきらめてしまいがちですが、結果を出している会社は、担当者の強い後押しがあるのだと感じた次第です。
加えて最近のトレンドは女性の活躍。こうした事に粘り強く立ち向かうのは、女性の方が多いようです。この方も子育てをしながら全国を走りまわっています。働く環境の整備も必要ですが、それに負けないくらいの行動力とバイタリティーがあるのだと。
関根さんの話が大企業の話だと思わなかったのは、口先だけではなく、行動して多くの失敗や苦労をしたからだと思います。この姿勢は企業の大小は関係ないなと・・・。そしていよいよ女性の時代の到来をあらためて強く感じます。


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