全印工連の「産業戦略デザイン室」の委員というお役を仰せつかっていることは以前ブログで書きました。その委員会で作り上げたのが「印刷道」という冊子。これからの業界のあるべき姿そして歩むべき方向が書かれています。
今年の私の仕事はこれを組合員にわかりやすく伝えていくという使命です。今日は愛知県印刷工業組合の新年互例会、その講演を私がすることとなり、休み中に講演原稿を書いていました。印刷をハードとして深堀していくか、ソフト化サービス化にすすんでいくか…。そんな分類を自社にどう置き換えていくか…といった内容です。
原稿を書いていて思うのは自身の得意な部分は湯水のように原稿が進むのですが、苦手な部分はなかなか原稿に落とせません。原稿に落とす…要は解りやすい表現にするということです。苦手な部分はこのわかり易い表現が出てこないのです。
それだけ自社の企業活動からは遠い部分にあるということ、冊子を何度も読み返したり、また知らない用語を何度も調べたりと…。そうした作業しながらふと気がついたことがあります。
こうした作業は休みの日になります。休日まで時間を使うこと若干疑問がありましたが、原稿が出来上がってくると、一番得をしているのがひょっとすると自身ではないかと思った次第です。
こんな事がない限り勉強をすることはありません。説明をするためには自身が分かっていないといけませんから理解に努めます。どんなに内容の濃い書籍や情報もここまで深掘りをすることはよほどの事でもないとすることはないなと…あらためて感じました。
問題は如何に自社に生かしていくかですが・・・。案外これが一番難しい作業かもしれません。自身で理解してもそれを自分流にアレンジしていくのは違った脳を使います。この思考が意外に私は苦手なのです。
ということで明日の社員研修で社員にも講演です。そして社員の感覚で当社の先々を企画してもらおうと…。ここまでやれば普段会社に迷惑をかけている部分を少しでもお返しができるかと。さて社員がどういった会社の姿を描くか楽しみです。