URLをHTTP[S]に変更しました。以前よりブックマークしてくださっている方は、こちらをクリックし、再登録をお願いいたします。

打ち込む

ソチオリンピックが迫ってきました。今年の期待はなんといっても高梨紗羅選手。なにせ優勝回数で日本人歴代一位を記録、葛西選手が41歳という前人未到の年齢まで現役を続けて記録した16回をわずか17歳の高校生が塗り替えてしまったわけですから、如何に彼女の記録がすごいかがわかります。
オリンピックを前に記録の事を報道陣から聞かれますが、彼女は記録よりも如何にジャンプを楽しむかをいつもインタビューで語っています。
一昔前、オリンピック選手がよく「楽しんできます」という言葉をよく口にしました。皮肉な事に結果が悪い事が多く、「楽しむ」という言葉に批判めいた論調があったように感じます。一方、選手も「楽しむ」という言葉を発することで、プレッシャーから逃げる印象さえ受けました。
しかし高梨さんにはそうした部分はなく、純粋に楽しんでいるようです。ジャンプを極めたいとか、鳥のように飛びたいとか…。自分がその場で最高のジャンプをした時の後は結果だと・・・そんな感じさえ彼女から感じるのです。
わずか17歳の高校生に国民が期待するのですから、そのプレッシャーはいかに大きいかと思います。そんな彼女がこのプレッシャー中で記録を出せるのは本当に楽しんでいるのだろうなというのがインタビューの受けごたえで感じます。
集中してやれば結果が付いてくる…そんな言葉を彼女は体現しています。そして彼女の姿勢は我々社会人にも相通ずるところがあるのではと感じます。「お客様に喜んでもらおう」「他人様のお役にたちたい」そうした事に集中していく事で、気が付けば結果が付いてくる、そんな絵に近いなと思います。
確かに先に結果を求めると仕事をしていても楽しくありません。楽しく仕事をしていくという事は、「打ち込む」という表現にも似ているのかなぁと思っています。と思うと自分は今の仕事に「打ち込んで」いるのかと、あらためて感じます。
経営を預かる身として結果を意識しないわけにはいきません。打ち込むことが「お客様に喜んでいただく」ワクワク感につながることを彼女から教えられた気がします。


タイトルとURLをコピーしました