先日の土曜日に業界でお世話になっている高井昭弘前愛知県工組理事長の黄綬褒章受賞記念のパーティーに出席させていただきました。ご自分で会社を創業され多くの会社を傘下に収めプリ・テックグループとして一大企業に育てた高井さん。
1974年に創業以来、傘下に収めた企業も含めてすべて黒字にしていると言います。それだけでもすごい方ですが、この方には目先の利益うんぬんよりも先を見据えた広いものの見方がいつもあります。
その一つが地域貢献、地域活性のために自ら資材を投じてNPOを作ったり、地元のお祭りに高齢者の方の力を借りてお土産を作ったりと、とにかくアイディアマンなのです。「経営者の仕事はアイディアを出すことだ」と言われますが、まさにその姿を具現化しています。
私は数年前から高井さんと一緒に印刷業界の役員をさせていただいています。「やる気のある奴はどんどんと登用しよう」「ただ役員をするのでなく学びの場を与えよう」という人を育てていくことにも長けていると思います。
業界のために骨を折り、おかげで長年懸案となっていた組合の土地の問題も解決をされました。そこには自身のためという私的なことではなく、長い目で業界を発展させていこうという思いがあるようです。
やり手の方ですので多くの敵もあったのではと思います。それは誤解であったりやっかみであったり…。しかし多くの方の列席の中でのお祝いの会の様子を見るにつけ、多くの方のために汗をかいてきた成果なだと感じています。
以前も書きましたが、お会いした成功さている全ての経営者が「人さまのお役に立つ」ことをいつも念頭に置いています。決して目先の利益を追わず、人のために汗をかくことが、結果として多くの方から評価をいただくのだとあらためて感じます。
「誰でもわかっているこの事がなかなかやり通せない」・・・だからこそご褒美があるのですね。そして忘れてはならないのは奥さまの内助の功。今回の受賞パーティー、実は高井さんを支えた奥さまの為にあるのだとも感じました。
高井さんおめでとうございます。これからも後進の指導をよろしくお願いします。