私だから発信できる事･･･

印刷業界はご存知の通り構造不況の真っただ中、お会いする人のほとんどに「大変でしょう」と同情を込めて言われてしまいます。先日決算書が出来上がったので、銀行にあいさつ回りをしましたが、やはり銀行も業界への評価は厳しいようです。
先日も組合の会合である資材関係の方が厳しい状況を話しておられました。確かに資材関係は我々がお客様ですので、業界動向が手に取るようにわかります。特に我々クラスを含めた規模の小さい会社が厳しいといいます。
差別化の為に特殊な技術の印刷をしている会社もあります。とはいっても、特殊ですので始終仕事があるわけではありません。特殊になればなるほど隙間ですので、ロットも小さくなってしまいます。
現在全国印刷工業組合の産業戦略デザイン室の委員を仰せつかっています。パイが縮小していく業界を今後どうやって生き残っていくか、それを話し合い提言にまとめ組合員に発信していく役割です。
2年がかりで作り上げた提言書が先日でき上がり、いよいよこの提言書を組合員の方に発信する準備をしなくてはいけません。
と･･･ここで思った事があります。委員会のメンバーの多くの企業はある程度の規模の会社の方ばかり。日中から委員会に出向できるのは、それだけの余裕のある会社でないとできません。
私のる場合は小さな企業ですので委員会に出席するのもかなりハード。そんな私が発表する提案書の内容、さてどう話を進めたらいいかと考えています。そして行き着いた結論は･･･企業規模の小さい私が発信するから価値があるのだと･･･。
小さな会社である私を通して伝える事で、将来に希望の持てる後押しができないかと感じています。同じ規模の私だから伝わるのではと･･･。そして何よりも経営トップの思いが必要だというメッセージを出そうと思っています。
さて、年明けの講演に向けてそろそろ準備です。それにしても自分の声で話をするにせよ内容が難解です。冬休みの宿題となりそうです。

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