昨日から明日まで三日間出張中。そんな状況で生産管理の幹部社員が週末までちょっとした手術でお休み。加えて営業も一名今日まで二日間出張のため会社を空けています。幹部社員が入院をするにあたって一昨日の朝社員全員に挨拶がありました。
「ご迷惑をおかけしますが、部下をフォローしてください。」と・・・その言葉を受けて「一生懸命にやりますが、○○さんほどの力量がないため、フォロー願います」と部下…。そのやり取を見ながらささやかに嬉しいなと感じた次第です。
病気で休むのは致し方ない事情ですが、フォローを呼びかけたり、またフォローをお願いしたり、これってやはり大切なコミュニケーションだと思います。自らお願いすることで周りの社員、仲間にも何とか乗り切っていこうという意思統一ができるものだと。
こうしたちょっとした言葉のキャッチボールが私どもの中小企業にとっては大きな活力になりますし、その活力を引き出すことで大企業にはない「マンパワー」を出すことができると思っています。
「主体性を持つ」という言葉を耳にします。ついつい社員だけでなく社長であるトップも「〇〇してくれない」といった依存心を持ちがち。確かにこれは人としての集団であるからには避けて通れない事実かもしれません。
一方でこの事を「仕方ない」片付けてしまっては集団のパワーが上がることもないと感じています。こうしたたわいもない言葉のキャッチボールが何よりも必要なのだと朝礼の様子を見て感じました。
入院前日には上司だけでなく他の部署が部下を取り囲み、「大丈夫??」と半ばからかっての光景が…。こうした様子を見ながら社員が一歩ずつ成長していることを実感します。能力と財力では大企業にかなわずとも、やる気と思いの丈は負けないと・・・。
先の社員、はたして初日はどうだったでしょうか。なにも連絡がないということが、無事に過ぎたということでしょうか(笑)