先週エコプロダクツ2013を見学してきました。企業や行政をはじめNPOやNGO、そして市民団体など750団体を超える出展者数で18万人を超える日本最大級の環境展示会。1999年から開催され今回で15回目となりました。
毎年のように出かけていますが、数年前から小学生の社会見学が多くなり、今年は中高生も数多く来場していました。そうした来場者を意識してか、大企業のブースではクイズラリーや工作教室などを企画、子供たちに環境に触れてもらう工夫をしていました。
当社も4年前からこうした展示会に出展するようになりましたので、以前と違い出展者側の意図を感じながら見学をさせて頂いています。その中で今年初めて出展した企業があります。
この企業誰もが知っているのですが、せっかくのブースが何とも殺風景だと感じた次第です。おそらく見えないところにお金がかかっていると思うのですが、自社製品の現物をきちっと並べて、イメージ倒れにならない愚直な出展でした。
取りようによっては真面目な出展スタイルなのですが、どうも浮いてしまっている感が否めません。それは来場者に対する訴求効果を間違えているのだと思いました。
メーカーですので、消費者にモノを伝えたい気持ちは十分にわかるのですが、実際に来場し会場をにぎわしているのが子供たち…。残念ですが、彼らにとっては何ら魅力なブース展示にはなっていませんでした。
子供に迎合することを言っているのではありません。せっかく出展するのですから、子どもたちにも立ち寄ってもらい、カタログを持ち帰って家庭で新製品を知ってもらう、そして何よりも企業のいいイメージを感じてもらう事が必要だと思うのです。
で・・・いったいこれは誰が悪いのか。果たして企業なのか・・・。私はそうは思いません。こうしたイベントを請け負う代理店に問題があるのだと思います。本当に企業の事を考えた場合、企業イメージをきちっと伝えるべく情報がお客様である企仕事をルーチンとしてとらえて大切なお客様の思いを伝えられないとしたら・・・あらためて自社の教訓とした次第です。