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今の若者事情

先日ある大学の教授と話をする機会がありました。ゼミの三回生がいよいよ就活がスタートしたという話題から、学生の就活事情に話が移っていったのです。その教授が「この生徒は早々に内定がもらえるな」というのは就活前からわかるそうです。
一方で「この生徒は苦労するな…」というのは案の定、なかなか決まらないとか。理由はなんとなくわかりますが、コミュニケーション能力そして自己主張をきちっとできるかがキーワードだそうです。
どんなに受験でいい成績を取って高学歴であっても、年々そうした能力が不足している学生が増えているといいます。大学にとっても就職率の結果が次の学生の入学志望者数に影響しますので、私学などは学生にキャリアセンターの担当が付くといいますから驚き。
就職をしていくのも至れり尽くせりという時代ですね。確かに学生の就職説明会に親が参加するといいますし、就職が決まらないと大学に苦情の電話が来るといいますから、親離れだけでなく子離れができない親も増えているようです。
一方で企業側は社員育成に年々苦労しているといいます。よく周りの方から「元々先生だからお手の物ですね」と言われますが、全くそんなことを感じた事はありません。いや、むしろ誰よりもその難しさを感じています。
どんなに試験をしても面接をしても、結局会社に入ってもらわないとその人の力量は推し量れません。それは新卒であろうと、中途採用であろうと全く同じです。だから試用期間というものがあるのだなと妙な納得をしています。
大企業やベンチャーの企業は大量に社員を採用し、その中でふるいにかけて残ったものが戦力となっていきます。しかし限られた社員を採用して育成していく中小企業は、大企業以上に手間暇をかけていく事が必要です。
と考えていた矢先の教授の話、企業側だけでなく学生側の変化もあるのだと思いました。こうしたトレンド!?を念頭に入れておくこともこれからの社員教育には必要ですね。じっくりと「向き合う姿勢」がこれからの求められる教育かもしれません。


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