同業社って緊張しますね

昨日は山形県印刷工業組合の理事長さんはじめ役員の方が当社を訪ねてくださいました。山形県工組の「活路開拓調査事業にかかる企業訪問」の一環として大阪から名古屋までの印刷会社の視察です。
最近、多くの方に当社を訪ねて頂いています。一般的に同業者の方たちの見学は内容がわかっているだけに短時間で済むと思われがちですが、実は全く逆…。異業種の方々の倍の時間はかかっています。
理由は･･･それだけ同業他社の情報が少ないからだと思います。印刷業はお客様の大切な情報を預かっていますので、なかなか現場を見る機会はありません。また逆に自分の現場をなかなか見せる業者も少ないといいます。
昨日来社いただいた企業さんは、県を代表する老舗や大きな会社ばかり。当社のような小さな会社からは得るものはないと思ったのですが、熱心に写真を撮られている様子を見ると、私どものような企業でもきっと参考いただける部分があるのだと感じます。
当社でも今年は仙台と名古屋の計2社の印刷会社を社員全員で訪問しました。どちらも当社とは比べ物にならないほど大きな会社です。大きいから参考にならないと危惧していたのですが、かなり熱心に社員は見学していました。同業だから刺激も大きいのだと感じます。
空港まで送っていく途中に、「大変ですね」と水を向けたところ「いやいや、こうして直接同業他社を見ることができるのは何事にも代えがたい財産です。報告書では伝わりませんから…」と言っていました。
今回の視察は、印刷会社のモデルケースとして県内の組合員企業に発信するためのものです。どれだけお役にたてたかはわかりませんが、我々クラスの規模の会社が多い業界だけに少しでもヒントになれば幸いです。
そして何よりも多くのフィードバックをいただきました。また一つ改善のそして外部の刺激をいただきました。見て頂く機会を得る事も私たちにとって役得です。これを活かしていきたいと思っています。それにしても･･･同業社って緊張しますね。

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