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東北の皆さん! おめでとうございます。

東北楽天イーグルスが球団創設9年目で初のリーグ優勝そして日本一に輝きました。連日のように負け続けた創設当時、そしてこの9年間で3位以内というのは一度だけと言いますから、今回の優勝は神がかり的な勢いでといっても過言まではありません。
シリーズの連日の熱戦は、ファンでない我々も十分に楽しめました。相撲でいえば平幕と横綱のような関係、戦前の予想では圧倒的に巨人が有利と言われていましたが、そこは勝負の世界、短期決戦は何があるかわかりませんね。
今年の6月に社員旅行で仙台を訪れました。見学をさせていただいた印刷会社が楽天の仕事をしていること、そしてタクシーの運転手さんの嬉しそうに語るイーグルスの話題の様子は、すっかり市民に溶け込んでいるなと感じました。
大きな震災の傷跡がまだ癒えていない中で、Jリーグのように地方に溶け込むことがこれからのスポーツのあり方であり役割だと感じます。市民へのインタビューで「今まで球団にかかわった監督そして選手の人たちのおかげです。」という言葉が印象的でした。
創設当時の選手は今ではごくわずかだといいます。9年間に関わった人たちの活躍があって今がある・・・それは企業にも言えるのではないかと思います。退社をした社員の在籍当時の頑張りが支えとなり今の姿があるのだと、あらためて感じさせてくれた言葉でした。
退社していく社員に不平不満を口にする社長がたまにいますが、決して気持のよいものではありません。月並みですが「今があるのは・・・」という謙虚な思いを我々はいつも持たなくてはいけないなと感じます。
「マー君のおかげ…怪我をおして頑張る藤田の姿…○○が頑張っているから」選手が発した言葉、スポーツ同様とはいきませんが、こうした言葉が飛び交う職場にしていくのが我々の務めではないかと感じます。
これで今年のシーズンも終了しリセットとなります。そこがまたスポーツのいいところだと。企業活動に「リセット」という感覚はそぐわないですが、今回の楽天のチームワークは中小企業に最も必要とされる姿なのだと感じます。
東北の皆さんおめでとうございます。「東北の皆さん」と言ってしまうほど、地元に根付いているのだと、これこそCSR(企業の社会的責任)活動ですね。


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