URLをHTTP[S]に変更しました。以前よりブックマークしてくださっている方は、こちらをクリックし、再登録をお願いいたします。

あえて・・・議論

当社は月に一回の会議を全社員参加で行っています。先日の会議で若干情報の行き違いがあり思わぬ時間がかかったと報告がありました。実は所要があり私は中座しましたのでやっておいてほしいことを伝えた事が時間内にできなかったというのです。
事情を聴くと言葉の行き違いの案件で時間がかかったという事。聞けばなんてことはない問題です。案の定社員からは「社長がいればすぐに収まったこと」という話でした。しかしそれを聞いて費やした時間は無駄ではなかったと思います。
確かに私が一言アドバイスをすることで終わった案件ですが、それぞれの立場で意見を言うことで「伝える」「受け取る」事の大切さを実感したのではないかと感じるのです。「なんてことない原因」がコミュニケーション不足になることある多々ありますので。
人はそれぞれの立場でものを考え意見を言います。立場とは自分が基準になります。自身が基準ですのでお互い間違ってはいません。特に日々の仕事のやり取りでこうした事はあると思います。
しかしちょっと相手の視点でものを考えると見える景色が変わってきます。受け手に寄り添う、発信側に寄り添う・・・それだけで行き違いの大半は回避できると思います。こうした事が議論を通して理解できれば有効だと感じます。
会議も大切な仕事とはいえ意味のない議論をだらだらと過ごすことは、タブーなのは当たり前。ゴールを決めて話を進める癖をつけることが時間というコストに視点たてば求められます。
しかし一方で、あえてその議論を続けていくことが大切なこともあると思うのです。会議もひとつの社員教育ととらえると意識が変わってきます。
上司やトップが一言いえば済んだこと・・・この言葉の裏返しはふだんからそれだけ口を出して主体的な思考の芽を摘んでいるということだと思います。ということで先日の会議はたまたまですが、私がいなくて正解ということです。
「話し合って後で報告ください」という場面は数多くあります。大切なのは、報告時に細かいやり取りをきちっと聞くことだと思います。それを指導に生かしていくこと・・・。それが大切だとあらためて感じました。
?


タイトルとURLをコピーしました