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一体感を持つために

「お客様目線」という言葉をよく耳にします。当社はここ数年、売上を作ってくださるのはだれかということを再三社員とともに勉強をしてきました。ビデオ教材を使ったり研修の機会を作ったり。今年、多くの方に来社いただいている会社訪問も、学んできたことを社員なりの目線で具現化したものです。
それでも日々の仕事で「どちらを向いて仕事をしているの・・・」と感じることがあります。現場の都合で「出来ない」と営業に言ってみたり、お客様への返事を先延ばししたり、そうした事をしていないかと感じることがあります。
先日のメッセナゴヤではできる限り現場の人にもブースに立っていただきました。たとえ電話で応対を普段していても、お客様に振り向いて頂く、関心を持っていただくことがどれだけ難しいかを感じてもらいたいからです。
ある会社では昨年初めてブース出展をしました。現場が主体の社員からは、反対の声ばかり。その反対を押し切っての出展でしたが、直接お話ができたこと、自社では当たり前と思っていた技術がかなりの評価だったことを知り、今年は積極的に出展準備をし、多くの方に注目されテレビ取材もありました。
社内だけに身を置くと、ついつい自分の都合で事を進めてしまいます。確かに外国に行ったことがないのに、外国を知りなさい…と言っているようなものですので、こうした出展は格好のOJTだと思います。
我々トップの務めは常に「どちらを向いて・・・」を意識させる事ではないかと感じています。そのために会社の方向性や理念を明確にしていくことが如何に大切かを最近つくづく感じるようになってきました。
ほんの少しの文章である「理念」、この文章を明確にし、社員に明示していくことが筋の通った経営をしていくのだと感じています。折を見て「チームマルワ」という言葉を使っています。一体感を持つためです。


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