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正しい大人でありたい

先日ある会で社会人と大学生の意見交換会がありました。大学生はこれから就活を迎える世代が中心となり、ひとグループ十人程度の中に社会人が二人入り、学生が企業に対しいろいろと質問をしていくというものです。
いくつかのグループに分かれてスタートしました。と…ひとつのグループに気になる光景を見かけたのです。大手企業の人事担当者と思しき方が参加していたのですが、実に横柄な態度だったのです。
学生の座る席を勝手に指示し、学部を聞くとその学部は必要ないなぁと、出身校はと聞き、○○大学なら当社の上司の出身校だからなぁと・・・。意見交換が始まっても腕組みをして反り繰り返って応対している様子は、実にみっともないなと思った次第です。
本人としては就活に対する心構えを学生に対して伝えたかったと思うゆえの表現とは思いますが、こうした場では学生と社会人はフラットであるべきだと思います。親心だったとしてもこうした態度発言が如何に企業イメージを落としているかわからないのかなと…。
誰もが知っている企業の方とはいえ自分がそこの経営者ではありません。もっといえば肩書きを取ってしまえばただの一人の人間です。どうも自身の会社名をバックに肩書で仕事をしている人だなと感じた次第です。
確かに学生の多くは中小企業よりも大企業の方に目が行きます。私も息子が社会人になる時にどんな会社か気になったものでした。中小企業も捨てたものじゃないと日頃大見えを切っていますが、今回ばかりは我々の姿勢の方がずっと紳士的だと感じた次第です。
学生は就活にたいし、真面目に取り組んでいます。もっとそのあたりの心の機微を感じるのが我々大人の責任ではないかと。「そんな事わかっている」ともし言われるなら、それこそコミュニケーション能力がなっていないと思います。
正しい先輩社会人、そんな言葉はありませんが、思わずその言葉が出てしまったほど、腹立たしくもあり、学生が気の毒だと思います。学生は間違いなく見ています。声に出さないだけ。正しい大人でありたいと思った次第です。


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