印刷業界の魅力を伝えるために、市内の高校に印刷工業組合として先日出かけた。例年と比較して今年はちょっと人数が少なく心配したけど、実は就職、進学を迷っている生徒が例年に多いのが理由だそうだ。
そんな訳で「印刷業界について知りたい」と、いつも以上に生徒さんは熱心で結果は例年以上に盛り上がった気がしている。なぜそう感じるか。大きく二つ理由があると思っている。
まずは講師となる専務さんの自己紹介。
😉 僕は養子で子供は5人いて と家族写真をみせて
😀 へぇ〜、良いなぁ
そんなたわいもないことから会話がスタートすることで実に場が和む。これは一昨年学んでいたエクスマ塾で学んだ「個を発信する」ことそのもの。
🙂 今からお話しする僕はこんな人です。
大切なつかみの部分
これだけで場が全く違ったものになる。事実、この言葉であっという間に雰囲気が和んだ。
もう一つは高校生の聞く態度。先の理由もあり、身を乗り出してとても楽しそうに聞いてくれていた。
講演が成功するか、きちんと伝わるか、実は話す側と受け取る側の絶妙なキャッチボールが成功の鍵を握っていると改めて感じた。
頷きながら、へぇーってリアクション。たったそれだけなんだけど、やりとりのキャッチボールがうまく行っているだけで、こんなに違うんだってね。
さて社内でのコミュニケーションってどうだろうか。いつも顔を合わせているから、こうした言葉のキャッチボールに対する意識が希薄ではないだろうか。ちょっとしたリアクションを心がけるだけで、伝え方に対する気遣いが違ったものになってくるんじゃないかなと思う。
ちなみに今回興味を持ってもらったものに、加工品のサンプルの提示があった。
😀 こんなものもできる
😆 これって面白い
🙂 これってカッコいい
実際にものがあるから、そして普段目にしながら気づかないものをあらためて目にすることで興味がわく。ここにも今回の発信の成功があったように感じる。
さて、我々は社員同士でキャッチボールができているだろうか。またお客様に対して準備と伝えることに集中しているだろうか。今回の高校生を見ながらあらためて感じた時間だった。
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