先輩経営者から学ぶ

先週末に大先輩の経営者に来社いただきました。オフィスツアーをしていただきお褒めの言葉と共に、ダメ出しも頂きました。このダメ出しが大切だと思っています。普段何気なく見ているものが、いつの間にかよくないものまでダメなっているということ…。
そんな中で、社長メッセージをどう伝えているかという話を聞く機会がありました。その方の会社は多くの店を持っています。という事で当社のように社員全員が一堂に会することがなかなかありません。
そこで「〇〇通信」を発行し、ファックスで各店舗に配信をしているそうです。配信されたファックスは各店舗で回覧され、掲示され全員回覧後大切にファイリングされていると言います。
その話を聞きながら、今更ですがそうしたアナログの方法が実はとても有効性があるのだと感じます。
メールでお客様から送って頂いた物を、読み飛ばしてミスにつながった経験はありませんか。仕事柄お客様のメールに多くの指示がありながら、きちっと反映できずにお叱りを受けた事が、当社でも過去にありました。
ITはとても便利ですが、実は意外に有効に働かない事を最近感じています。紙に手書きで書いたりプリントアウトしたり、その方が、訴求効果が高い事を実感しています。先のファックス通信がもしメールであったら…きっと読まないのではないかなと思った次第です。
その先輩社長からは、大切な経営計画書も頂きました。当然私どもの計画書もお渡しし情報交換をした次第です。どこの会社もそれなりの工夫をして今があります。特に厳しい業界で成果を上げている会社ほど、細かな工夫をしている事をあらためて感じた次第です。
私もいろいろな会社を見せて頂く事があります。一方的に見せて頂くのでなく、先の社長のように気が付いたところをお伝えし、情報交換できる資料を持っていくのも礼儀だなと感じた次第です。
それにしても、成果を出している会社の仕組みはそれなりの「理由」があります。多くの気付きを頂いた来社でした。感謝です。

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