集団でいると人はグループを作りたくなります。学校でいえば、好きな子嫌いな事の集団、大人の世界では派閥でしょうか。何せ政治の世界でも派閥なんて言葉があるのですから・・・。それだけ人は群れることが好きな動物なのだと思います。
世間的にも地位のある人たちでさえ派閥を作るのですから、こうした行為は何も子供だけではないということを実感します。その集団につきあっている多くは、「仕方なく…」という感情でその集団に多くの人がいることを、当の本人は認識していません。
大学で心理学を学んだ事がありますし、本でも以前読んだことがありますが、こうした行為は自身が子供の時、集団から疎外されてしまった経験から引き起こす行動であるといいます。
疎外されて記憶があるから、今度は阻害する側に回る・・・第三者的に見れば「なんとくだらない」と映るでしょうが、実は本人はそうした認識さえもないといいます。事実教職にいた時、小学校でいじめられた子が中学でいじめる側にまわった事を何度も目にしました。
こうした事が社内で出てくると危険です。人は感情の動物ですので、ちょっとした感情の行き違いが誤解を生み、こうした行動を起こすことになるそうですが、だからこそ経営者である我々はそれを見過ごしてはいけません。
些細な兆候が後で大きな命取りになります。特に子供と違って、職場での場合生産性に大きな影響を及ぼすことになります。場合によっては大切な社員を退職に追い込んでしまうことさえあります。
そうした兆候を我々はいつも気がつかないといけないなとあらためて感じます。そしてその行動には厳しく指導していく・・・そんな姿勢を社員に見せていくことが我々の務めではないかと感じます。
ねたみ、やっかみ…人の一番醜い部分ですが、いちばん出やすいのもこれだと思います。「子供みたいな…」いやいやその子供もみたいなことを、大人が平気でやってしまう怖さがあると。自らそんなことをしていないか…自戒を込めて…今朝のブログです。