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トヨタの片づけ

「トヨタの方づけ」という本をご存知でしょうか。経営者の方には結構知られているビジネス本。私もこの本を半年ほど前に購入し、半分ほど読んで机の引き出しにしまっていました。
先日来社された先輩経営者から、この本の話題が出て、恥ずかしながら再度読み始めました。一般的に整理整頓で苦労するのは多くの紙媒体。印刷業に関わりながら「紙が問題」とはブラックジョークですが、この本を読むようになってから、ある程度の期間の経過をした印刷物は破棄するようにしています。
「いつか必要となるから…」そう思って大切にしまっていたのですが、確かにこの「いつか」が訪れた事はありません。本当に捨てて「しまった!!」と後悔することが一体どれだけあるかというと、実はほとんどないのです。
意外に多かったのはPCのデータをプリントした状態のもの。「いずれ読む時が来る・・・」なんて思いながら、結果はそういったシチュエーションはないなと思ってしまいました。
手前味噌ですが私の机は意外に綺麗です。ただ整理整頓をしているつもりが、どこにしまったかが分からなくなってしまうのが大きな悩み。この本の言い方だと「整列」をしていたようです。
こうした事を通して感じたのは、自身が思っている以上に情報量が多いという事。そして「貯めていく」という行為は手元に持っておきたいという「所有欲」なのだと思います。
この所有欲はモノだけでなく、情報にも同じことが言えますし、昨日も書いた「人への」独占欲にも通じます。要するに人は持っていたいという気持ちがあるのだと感じます。
という事で、このところ「捨てる」という事に、ささやかな気持ち良さを感じています。早速社員にも実践してもらうように伝えました。きっと社内の情報がすっきりすると思い楽しみです(^^;)。エイヤ!!と思い切って破棄してくださいね、社員の皆さん。


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