やれば報われる感

友人がもう一社経営しているのはタクシー会社。元々十数年前に縁があってミャンマーに車を送ったのが、今に至っているそうです。
日本では使えなくなった車をタクシーにリニューアルしています。ナビが着いている車もありますが、当然ミャンマーではナビは使えません。
タクシーといえば、セダンが当たり前ですが、カローラバンやプロボックスといったような商用車もタクシーとして走っています。その大半が日本車で、中でもトヨタ車の評判が良いそうです。
その理由は足まわり。ミャンマーの道路は舗装しても修復していないので、道路がでこぼこ状態、すぐに足まわりが悪くなってしまうそうです。ということで足まわりの丈夫な車が重宝されるとか。

日本と違いタクシーメーターはなく、金額は全て交渉だそうです。といっても感覚でだいたい分かるとか。ただ最近は新しい車で、エアコンのある車が人気だそうです。車を一日決まった金額でレンタルして後はドライバーの利益という契約体系。当然ですが、新しく快適な車に人気が集まります。
中古車といっても最近までは規制のために、多額の関税をかけていたため、日本では二束三文の車が百数十万円もしたそうです。今回の移動に使った車は社用車での10年以上前の日産エルグランデ、それでも周りと比べるとはるかに高級車です。
日本では有り得ないトラックの相乗りも含め、移動する手段として車を使っているミャンマー。日本人の感覚で車を綺麗に整備しているおかけで、商売繁盛だといいます。
急速に経済発展が進み、働くことで、生活が向上していくことを実感するミャンマーの国民。「やれば報われる」日本人が最近感じないこの言葉が、今この国では実感できるのだと思います。
昨日書いた「過剰」出はないですが、友人が行っている日本人らしいささやかな気配りがこの発展途上国では受け入れられるのでしょうね。「やりがい」彼を見てあらためて、その言葉を思い出しました。今日は最終日、もう一日この国の息吹にふれたいなと思います。

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