ベルギーの地下鉄はコインの他になんと!クレジットカードに対応しています。ところがなぜか紙幣は使えません。実は今回ツアーでないため、こうしてなるべく自分の足で歩いています。
日本の地下鉄は行く先によって金額が変わりますが、ブリュッセルは一律。したがって券売機は行く先別でなく何回使用するか。従って券売機の表示もそうした内容です。ところが券売機によっては故障なのかクレジットカードが使えないところもあります。要は機械もアバウト。
我々のような旅行客が地下鉄を利用することはまれなのでしょう、実際に地下鉄に乗ると乗客から珍しい表情で見られてしまいました(^-^;。
一方、街中では意外に信号が少なく大きな通りでも歩行者が渡ると車はちゃんと停まってくれます。極端な話人が道路を渡っていれば車から停まってくれるという感じでしょうか。
驚いたのは英語が全く理解できないこと。ホテルのフロントであれば普通は会話が成り立つのですがこれが全くわかりません。現地の英語のツアーを利用してもラテン訛り?とでもいうのでしょうか。見事に理解できませんでした。
ベルギーは息子に勧められてきました。この先わざわざベルギー目指して行くことないだろうと。ところが意外に日本人の観光客が多い事にびっくりしました。
ワッフルとチョコレートが有名な国らしく、観光地では観光客目当てのお店もが数多くあり、甘い匂いが漂います。一方でダイヤモンドの出荷は世界一とか。
それでも観光の国らしく石の文化に代表されるように建築物が素晴らしい事を目の当たりにしました。木の文化の日本と違い石の文化は長く時間をかけても痛みません。細かい修復は何度も重ねていますが、たとえそれが修復中であっても入館料をきちっと徴収する辺りは修復もひとつの歴史の証だと思っているのだと思います。
今回のように身振り手振りをしながら異国の地を自身の足で歩くことで直接生活感に触れることができます。また会話の不自由さがかえってコミュニケーションを図る工夫を経験し何よりもいい緊張感を味わっています。
普段如何にストレスなく自分のわがままで生きているかを実感すると共に日本という国の繊細さをあらためて痛感しました。不自由さをとおして「郷に入っては郷に従え」とは上手く言ったものだと。
会社でそれほどストレスを気にすることなく過ごす我々経営者。こうした緊張感を持つ時間はかえって必要だと強く感じます。伝えること、疑問を持たずに生活している事がどれだけありがたいか。あらためて気がつきました。
明日は最終日。ベルギーの国鉄に乗ってきます。ベルギーは乗り越し清算は認められなく犯罪だそうです。今からドキドキですが、心が通っていることを実感します。いい刺激を感じてきます。