おはようございます。印刷を「モノからコト」への機会づくりとして日々考えている名古屋の鳥原です。先週末に大阪の株式会社羽車にお邪魔してきました。以前は「ハグルマ封筒」という社名で文字通り封筒メーカーです。創業は１９１８年ですからまもなく１００年という老舗企業。
封筒は消耗品ですので、ついつい価格競争になりがち。羽車さんもご多分に漏れず厳しい価格競争を強いられていました。今から20年ほど前に「差別化して高く売ろう」とウイングド・ウィールという会社を作り表参道や心斎橋にアンテナショップを設立。ブランドに務めています。
社屋も新しくしモダンでおしゃれに。一方で５０年以上も前の印刷機を駆使して「モノづくり」に徹するあたりは変化することに「覚悟」を感じました。それを支えているのは「10の価値観」というお題。しっかりと会社の理念が明確にされているなって思ったのです。
羽車さんの素敵なロビー。封筒の形の下側には社員の生年月日の数字が入っているそうで遊び心満載(^^)
□当社は今月あらたな期がスタートしました
業界的はますます厳しさを増すなかで、当社の今期の目標は
「もっと変わらなきゃ」
昨年は「変わらなきゃ」でしたのでその進化系です。「もっと」とつけたのは「変わらなきゃ」だけでは変化におっつかないことが分かってしまったからです。
正面に掲げられお客様が来社されるとすぐに目に入る位置に
そんなこともあって掲げた「もっと変わらなきゃ」。でもね、変わりゃあいいってもんでもないんです。そこには変わるにふさわしい社員と共に目指す軸みたいなものが必要だって。それが経営理念だなと思うのです。
当社の経営理念は
「人が集い社会に発信する会社 それが私たちマルワです」
発信と集いという言葉に私なりの思いが一杯詰まっているのです。
先代の理念からわたしのモノに変更して９年が経過しました。変更したときにはその思いを社員に丁寧に説明をしましたが、あれから時間が経過して当時のことを知らない社員も増えてきました。朝礼で理念を唱和していてもその根底にある思いは伝わってないんじゃないかって。
名札に入れてすぐにわかるように
□社員力を高めるために
そんなこともあり、今年は一年かけて経営理念について社員に伝えていこうと思っています。その第一段が「クレド」。経営理念を作ったときの思いをまとめたものです。折を見て社員と共に唱和し共通の思いを持ちたいなと思っています。
ある意味激動の印刷業界、それを乗りきるのは「社員力」しかないのですから。厳しいのはどこも同じ。だからこそ覚悟をもって社員と思いを共有したい。
「もっと変わらなきゃ」ご期待くださいませ。
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