杉内投手がソフトバンクからジャイアンツにFA移籍、その原因が球団への不信という見出し。
ストーブリーグならではの移籍報道は毎年の事ですが、取締役が辞任ともなると穏やかではありません。
杉内投手の場合「君を必要とする球団があるのか」という取締役の言葉に不信感をもったと言います。実際に辞任したのですから、それなりのやり取りがあったとは思いますが、杉内投手程の力をもった選手に対して本意で言ったとは到底思えません。恐らく交渉上のやり取りで出た言葉だと思います。
球団から言えば経営を預かるだけにお金の事は交渉上でどうしてもシビアにならざる終えません。だからこその発言、それだけにより慎重な言い回しが必要だったと感じます。
こうした事は我々日常でもよくありますが、通常は「言い過ぎてゴメン」と和解する方が多いもの。長く球団に所属をしていた選手だけにおそらく日頃の意志疎通が足りなかったのではないでしょうか。
コミュニケーションが大切とよく言われ、特に報連相という言葉で日常の業務のあり方にをいいますが、結局はちょっとした小さな会話の積み重ねだと思います。
経営者として社員との意志疎通は大切な経営スキル、一方で社員同士の意志疎通も大切です。「察する」以前にもこの言葉をブログで書きましたが、最近自身だけでなく社員にもこの言葉を意識するようにと呼びかけています。
人は完璧ではありません。だからこそ行き違いは起こるもの。相手のちょっとした態度、言動に気をつけるだけでおそらくこうしたトラブルはかなり軽減されると思います。
それにしても村田に杉内にホールトン、ちょっとやり過ぎじゃないでしょうか。私が監督だったらこの補強は嫌なプレッシャーですが。