おはようございます。私の友人の経営者の話を今日はしたいと思います。彼は創業者、東北から上京して現在都内でシステム関係の仕事をしています。ちょうど私よりも一回り下でしょうか。
現在従業員が40人ほどになりました。数年前に創業十周年を迎えたこの会社。お邪魔するたびに社員が主体的で社長も社員思い。システム会社にありがちな「個人」ではなく社員全員の雰囲気を大切にしている会社です。だって毎週集まって食事を社員とするのですから。
「いい会社」の表現がぴったりにも関わらず、先日食事をしていたら「この2年間大変だった」と。なんでも半分ほどの社員が入れ替わったといいます。優秀な社員も退社して技術力低下の危機だったと・・・。
「でもとっても楽になりました」と彼。会社の思いを理解してくれる社員が残り、かえって仕事の出来も以前よりレベルアップしお客様からの評価も高いといいます。「鳥原さん、経営ってハードルを飛ぶみたいですね」て。
□結局隣の芝生はよく見える
確かに振り返ってみると順調な時はごくわずか。特に中小企業なんてなんだかんだあります。一年の中で何もないと思えるのは一ヶ月もあるかなと。しかしその繰り返しが経営なのだと思います。
「良い会社だなぁ」と思っていたら実は色々大変だったと聞くと、外から見ている絵とそこに身を置く現実はやはり違うのだとあらためて感じます。そして結局いずこも同じなんだと。
彼を素晴らしいと感じたのは、そんな時でもいつも明るい表情とプラス言葉を発していたこと。明るい未来と夢を語ることがいかに大切かをあらためて感じさせられました。トップはぶれないメッセージと何よりも明るい未来を語ることですね。