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大きなお世話になっていないか・・・

日 記

おはようございます。日に日に太陽が沈む時間が早くなってきました。秋の日は釣瓶落としと言います。若い時夏が好きだった私は、この季節が何とも寂しく感じたものでしたが、やはり年でしょうか。なんとなく心落ち着く季節となりました。
先日メディア・ユニバーサルデザインの動画企画をしていることもあり、色の識別に不自由を感じている方にインタビューをしてきました。生まれながらその状況に身を置いている方のお話は我々の想定外のことがたくさんありました。
驚いたのは「多分こうだろうなぁ」と事前に頭の中でシミュレーションをしているということ。たとえば大切な部分を赤で表記することが多いのですが、実はこの赤が障害のある方には見にくいようです。
こういう人たちは見えにくい部分を「おそらく重要なんだ」と頭で置き換えているというのです。要は「こう見えた場合はおそらくこうなんだ」と頭の中でロジックに変換をしているのだといいます。
極めつけは「実は生活では困ってない」という言葉。確かに生まれながらにその環境で生活をしているのですから不自由自体が普通。我々が思うほど意識をあまりしていないというのです。
□不便を勝手に押し付けていないか
色の面積が小さいものほど識別がしづらいといいます。しかしそこに文字やマークを加えることで情報が伝わりやすくなるのだといいます。つまり色を普段はそれほど気にしていないのだと。
今まで「こうしたら伝わりやすい」という我々の視点で提案をしてきました。マーケティングの世界で陥りやすい「売りたい」を基本にしていたのだと思います。しかしそれはかなり独りよがりの勝手な理屈のようです。
こうした理念は使う人の声をしっかりと聞いて作っていく必要があるとあらためて感じます。「必要でしょ」いやいやその言葉が「大きなお世話」なんだと。動画で取り上げるのはごくごくわずかですが、たっぷり勉強させていただきました。出来上がりをお楽しみに(^^)v
19.8:600:338:0:0:20151007_094057:right:1:1:当社オリジナルのメディア・ユニバーサルデザイン啓発絵本です。:0:


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