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理念は決して商材にならない

おはようございます。先週の土曜日はメディア・ユニバーサルデザイン教育検定3級の研修が行われました。名古屋開催は今年で3回目、お陰様で今年も満員御礼の中で開催することができました。
メディア・ユニバーサルデザインは「情報のバリアフリー」とも言われ、誰でも平等に情報を受け取ることができる概念を言います。男性の20人に一人が色の見え方に何らかの不自由を感じる方がいますし、65歳以上の高齢者が4人に1人となりました。
色を含めたすべての情報発信に受け手側がストレスのないように受け取ることができる考え方がこのMUD。外国人も多く街で見かけることとなり、この概念は益々必要となっています。
□理念は商材にはならない
実は昨年中京大学の学生さんたちとこのMUDの概念を啓発する「見えにくいカレンダー」を制作しました。その制作過程でゼミ担当の先生から「本当に必要か?」といきなり言われたことがいまだに鮮明に覚えています。
大半の人は「不自由」ではありません。確かにマーケティングの世界であればごもっとも。一方で不自由に感じる人がいるのも事実。実はこうした啓発活動は「不自由」と感じている人がいることを知ってもらうのも一つの試みだと思っています。
当社は早くからこの取り組みをしていますが、一つだけ感じることがあります。「概念や理念」たけでは直接商材にならないという事。「知ってもらう」だけではただの情報提供にすぎません。大切なのはそれを使って企業がどう役立つかです。
だからこそ普及活動は地道にやり続けることで。「お役に立って」初めて普及するもの。それを忘れてしまうとただのきれい事です。受講してぜひ役もだててほしいなと。もちろん当社の社員も…ね(^^)v
20.3:600:338:0:0:20150801_124003:right:1:1:検定会場では当社社員も高齢者を疑似体験(^^):0:


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