おはようございます。今後の企業の方向をこのところ考えている鳥原です。先日食事をしながらそんな相談を師匠のような創業社長に話をすることがあります。先日も新たなビジネスモデルについての話をしていました。
ニッチな部分の仕事にビジネスチャンスがあるのではと自分の考えを彼に話をしていた私。「その仕事をする会社がないというのは、それだけ仕事としてのうまみがないからだよ」と言われてしまいました。
「僕ならね、競争の多いところの方がビジネスチャンスはあると思う」とその創業社長。競争が多いというのは、それだけ市場としての魅力があるからではないか。だから競争が多いのだと。
□「できるわけない」ではなく「あったらいいな」をいつも考える
後日、その仕事の関係者の友人に話をしたところ「そんな仕事はあんまりない」と彼。我々から見ると「絶対に需要がある」と思っていたのが実は真逆でした。というより創業社長の意見がこれほど的を得ているとは思いもしませんでした。
「競争がある中でどれだけ独自性を出すかがポイント」「えっ…と思ってもらえることが必要」創業社長の視点はそこにありました。隙間やニッチを狙うのは、競争市場の中での隙間やニッチの話であり、最初からニッチや隙間はそもそも市場そのものがないのだと。
「突拍子もないことを考えている」とその社長。「できるわけない」ではなく「あったらいいな」をいつも心がけていることだといいます。確かに「あったらいいな」を考えて形にできた方が楽しいなと。「あったらいいな」と口走るだけで楽しいかも…ですね。