成果を出すために

「お客様に喜んでいただきました」と二年目の若手営業。実はお客様から相談された案件に対して先日出来上がった提案書をもって説明されたところ、「これだよ」と大変高い評価をいただいたというのです。
依頼内容は本人にはかなり大掛かりな内容、提案する内容もさることながらそれを説明していくのはかなりハードルが高いものでした。おまけに当日は上司もついていくことができず、一人で説明をしなくてはなりません。
ということで当日の朝、その企画書を忙しい上司に代わって私に説明するという予行演習を決行。案の定、企画書を棒読みする状態でしたので、「自分の言葉で･･･」をアドバイスし、またポイントとなる部分はどこかも気づかせるようにしました。
結果は冒頭の通り。当たり前のこととはいえ、こうした事前のシミューションが今回の勝因です。先日もあるコンサルタントと話をしていましたが、集客の成功の鍵は「予行演習ですよ」と。
せっかくいい企画や商品であっても事前の準備は欠かせません。そんな当たり前の事･･･なんですが、意外にそれをやらない会社が多いと彼は言います。特に中小企業はまずやらないと彼は「言い切って」いました。
事前準備が万全であるほど、実際に実施する場合の心構えも違ってきます。「心の準備」と言いますが、やはり事前にやっておくことは何事にも変えがたいものになるのではないでしょうか。
「(A)当たり前のことを(B)馬鹿にしないで(C)ちゃんとやる」私の友人である経営者はいつもこの言葉を大切にして社内でも呼びかけています。先の予行演習は新人にとっては「当たり前」のことですが、それを教えるのは上司の務めと思います。
「準備万端」成果を出すために事前準備をしっかりする、何も難しいことではないですが、これを実践することが「成功への第一歩」ではないかと思います。 成功のキーワードは意外に普通のことの繰り返しだなと思いませんか。

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