仕事は作り出すもの

「仕事は作り出すもの」それを最近感じるようになりました。当社は印刷業ですのでお客様の情報発信のお手伝いです。今まではその情報発信は紙媒体が基本でしたし、当社の今現在もビジネスモデルは変わりはありません。
しかし時代は変わり、急速のIT化とネットの普及で当たり前のビジネスモデルが崩れ、紙媒体だけにこだわる時代ではなくなりました。ご存じの通り紙の需要の減少は年々拍車をかけるようになってきました。
こんな時代になりあらためて感じることは、今までの我々の仕事はお客様によって原稿が作られ、ただそれを具現化してきたに過ぎないなということです。お客様が我々に仕事を作ってくれたということでしょうか。
PCが世に出て自分で形にし、気軽にカラー印刷を手にすることでき。そして大量に欲しい場合はネットで安価に印刷できてしまう。情報発信の一番の担い手であった我々が実は自身で何も作り出せないのが現実なのです。であれば「作るしかない」ということです。
そんな事情もあり、ここ数年紙を使用して数多くの販促品をお客様に提案し使っていただきました。その積み重ねをまとめたのがこの度出来上がった販促品のパンフレット「ハッピーカタログ」です。
掲載されたものを見てみると特殊なものはありませんが、紙の可能性が大きいことを実感します。従来の紙媒体は減少しても紙を使っていく場面は生活の中でまだまだ多いなとあらためて感じた次第です。
もうひとつのこだわりは全て当社で制作したものばかりを掲載しました。その多くは事前に当社の販促品として制作したものをお客様に配布。そのきっかけで実際にお客様にご利用いただいたものです。
ついついお客様の作ったものを販促品として提案しがちですが、自身の商品として提案するからこそお客様への説得も商品への愛着も変わります。「仕事を作るために本気になる」我々業界もようやく他業種並になってきました。

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