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イノベーション

「イノベーションをし続ける」これがキーワードだとあらためて感じた先週末の山陽製紙の工場見学でした。「カミデコ」という商品を扱っている山陽製紙、この商品は「紙でエコ」が語源だと言います。
通常の印刷用紙ではなく、セメントに使う袋用の紙を製造している山陽製紙、目に見えて需要が減っているといいます。近隣に多くの製紙メーカーがかつてはあったと言いますが、今ではこの会社を含めてわずか2社となりました。
生き残りのキーワードは常に「新たなこと」を起こすこと。大手の製紙メーカー同様に開発室をもうけて常に新たな商品を作り出しています。カミデコもその一環として出来上がった商品で印刷された紙を再生紙として蘇らせるものです。
最近では墨を混ぜることによって消臭機能を持たせた物や、デザイン的な絵柄をすることでしおりやブックカバーを商品化。紙だけでなく販促品として自社商品を発信するまでになりまし。
「アップサイクル」という言葉があります。従来から行なわれてきたリサイクルのような素材の再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことを目的とした取り組みを言いますが、まさにその活動をこの会社はしています。
一方でこの会社も当社同様委員会活動をすることで改善活動と全員参加を心がけています。大手の製紙メーカーでさえも今後が見えない不安を抱えていますが、小回りが利くからこそ全社あげて新たな商品を作り出す会社の雰囲気に圧倒されました。
「マルワさんのおもてなしには及びません」と訪問前には言っておられましたがとんでもありませんもでした。「紙漉き体験」のメニューや一つ一つの心のこもったメッセージなど我々が多くを学ばせて頂いた次第です。何よりも推進役となっている勤続64年の顧問の方の若さ溢れる案内に圧倒されました。
これからのキーワードは「イノベーション」。イノベーションとは常に走り続けていくことだと強く感じます。共通の体験を社員と共に過ごすことができ、大きな財産となったこの時間、またひとつ成長のヒントをつかみました。その成果は後日お楽しみに・・・。
山陽製紙カミデコ
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http://www.sanyo-paper.co.jp/kamideco/
23.8:338:600:0:0:20150605_140835:right:1:1:とても元気で頭の柔らかい顧問の黒田さん:0:
26.2:600:338:0:0:20150605_134325:right:1:1:おもてなし感満載の丁寧に書かれたメッセージ:0:


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