「話し方も淀みなく内容も的確に伝え実に聞きやすいね。ただ・・・言いにくいのですが、スムーズ過ぎてしまい話のテンポが早いので付いていくのが大変」これ先日参加した研修で同じグループの方から指摘いただいた言葉です。
自分で言うのも気が退けますが、「話が上手い」とよく言われます。「さすが元先生だね」とも。私が思うに先生だったから話が上手いとは思ってはいません。先生でも話下手は沢山いますので・・・(苦笑)。
おそらくこの評価は勤めていた中学校が大変元気のよい(俗に言うスクールウォーズ全盛期を象徴するような)学校でしたので、授業を成り立たせるためには手際の良い話し方、そして分かりやすく端的に伝える必要のなかで培われたと思います。
しかし研修で指摘されたのは実は初めてではなく、仲の良い友人からは「お前の話が澱みなく流れて記憶に残らない」と冗談混じりに言われていました。ということでグループでの指摘は当たっていると思います。
指摘いただいたのは一緒に勉強をする仲間ですが、よく言ってくれたなと率直に感謝しています。伝えたいことがついつい先にたってしまうと気がつくと、言葉だけがきれいになってしまう今回の指摘はその通りだなと思っています。
話しが上手いか下手かは実は受け手の記憶や感情にいかに響くかではないかと思います。いくら耳聞こえがよく綺麗に話をしても相手の記憶に残らなければ何の意味もありませんので。
「よどみなく・・・」一見長所に感じますが、実は人の記憶に残るのは間逆なのかもしれません。チョットした言葉のつまずきや、笑いを誘うようないい間違い、そんな部分に人は惹かれるのだと思います。
「あえてはずす」音楽の世界ではよくありますが、話し方もそうした部分があった方が温かみが出るのかもしれません。今後の私に乞うご期待(^^)v